不動産を取り扱う年商10億円中堅企業の営業マンを支えるアシスタントが、話題の【最強ちゃん】を例に、借している部屋をゴミ屋敷にされ、害虫発生した時の大家さんが取るべき対処方法と原状回復費用について解説します。
借主の過失になる
ゴミの放置による害虫発生は、借主の故意または過失による汚損とみなされる可能性が高く、原則として借主が原状回復費用を負担するケースが多いです。
過失になる理由
衛生管理義務の違反
借主は、賃貸物件を清潔に保つ義務があります。ゴミを放置し、害虫が発生させた状態は、明らかにこの義務に違反しています。
物件の損傷
ゴミの放置は、壁や床を汚染し、建物自体に損傷を与える可能性があります。
第三者への迷惑
ゴミの悪臭や害虫は、近隣住民に迷惑をかける可能性があります。
借主に請求できる費用
- ゴキブリやネズミなどの駆除費用
- 部屋の清掃費用
- ゴミや害虫によって損傷した部分の修繕費用
- 部屋全体の消毒費用
具体的な対応策
内容証明郵便の送付
借主に対し、部屋の現状を写真付きで具体的に説明し、速やかに改善を求める内容証明郵便を送付します。改善が見られない場合は、賃貸借契約解除の可能性を示唆します。
弁護士への相談
賃貸借契約に基づく権利や義務、借主への対応策など、専門的なアドバイスを受けられます。内容証明郵便の作成、訴訟手続きなど、法的措置を検討できます。
行政機関への相談
お住まいの地域の自治体や消費者センターに相談し、適切なアドバイスを受けることができます。
場合によっては、行政が介入して解決を図ることもあります。
⚠️注意点
証拠の確保
部屋の現状や玄関ドア前などの写真や動画で記録しておきましょう。
自力での対応は避ける
勝手に部屋に立ち入ったり、借主の私物を処分したりすることは違法行為です。
時間と費用
法的な手続きには、時間と費用がかかることを覚悟が必要です。手放すという選択も検討してみましょう。
【まとめ】最適な解決策をみつけましょう!
ゴミの放置による害虫発生は、借主の責任が明確なケースが多いです。借主に対して、原状回復費用を請求し、部屋を元の状態に戻してもらうようにしましょう。
弁護士や専門家に相談を受ける前に確認しておくこと
契約書に、原状回復に関する特別な条項がないか確認しましょう。
家賃保証会社に加入している場合は、保証会社に相談しましょう。
不動産管理会社に相談し、専門的なサポートを受けることも検討しましょう。
上記の内容を踏まえて、弁護士に相談し、専門家のアドバイスを受けることを強くおすすめします。
ご自身の状況に合わせて、最適な解決策を見つけていきましょう。
この情報は一般的な情報であり、個々の状況に応じた法律アドバイスではありません。ご自身に合った解決策を見つけるために、まずは専門家にご相談することをおすすめします。
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